豊胸手術は技術の進歩に伴って、従来のシリコンバッグを挿入する方法以外に、より身体の成分に近いものを使用して胸に注入する方法が開発されています。具体的には、自分の脂肪を胸に注入して豊胸する方法があります。この方法は、身体に異物を入れることがありませんので異物反応などの心配がなくて安心ですが、一般的な脂肪注入の場合はしこりができやすいという問題があります。しかし、抽出した脂肪を特殊なフィルターで分解し純度を高めてから胸に注入するピュアグラフト豊胸術は、炎症やしこりの生成を最小限に抑えることができる画期的な豊胸術といわれています。また、この豊胸手術と同様に抽出した脂肪を分解してから豊胸に使うコンデンス法もあります。この場合、脂肪を遠心分離機にかけて脂肪以外の物質と分離させるため遠心力によって圧力が加わって細胞が劣化してしまうという欠点がありますので注意が必要です。一方、ピュアグラフト豊胸術はフィルターを通して脂肪を分離しますので細胞の劣化が少なく、豊胸手術で使用した時の生着率が高くなるので安心といわれています。このピュアグラフト豊胸術は新しい豊胸手術で、自然な仕上がりと美しさが長持ちする点が最大のメリットです。そして、1.5から2カップほどのサイズアップが期待できる手術で見た目や触り心地も本来の乳房同然の仕上がりになるのが大きな特徴です。不純物を取り除いた純粋な脂肪が抽出されますので、しこりができにくくレントゲンで撮影しても豊胸したことがわかりにくいという特徴もあります。脂肪を注入する位置を加減することも可能ですから、好みの形に仕上げることができる点もメリットでしょう。胸の大きさだけではなく、形や左右の差が気になっている方におすすめの豊胸手術です。この豊胸術は、施術に必要な時間は2時間から3時間程度ですが身体の状態を元に戻すためのダウンタイムが必要になります。ダウンタイムが長く必要となるのは、脂肪を抽出するために脂肪吸引した部位になり、この部位は2週間ほど経過すると硬縮といって筋肉が固まってしまう現象が生じます。ですから、マッサージやインディバ、エンダモロジ-などの機械を利用してアフターケアをする必要があります。内出血やあ腫れは2週間程度で治まりますが、スムーズに回復するためには適切なアフターケアが重要です。手術3日目くらいからシャワーを浴びることができますが、入浴は抜糸後になります。豊胸手術後の注意点は、手術後3ヶ月は胸を締め付けないように気をつけることです。それは、術後すぐにワイヤー入りのブラジャーを着けたり補正下着で胸や身体を締め付けてしまうと注入した脂肪組織の生着率を低下させてしまうからです。ピュアグラフと豊胸術は、しこりができにくい手術になりますが、身体への脂肪の生着には個人差がありますので、脂肪を注入した箇所にまれにしこりのようなものができる場合もあります。このような場合は、豊胸術によってできたしこりなのかそれ以外の原因で生じたものなのかどうかの判断は難しいため、異常がある際には放置しないで速やかに医師に相談することも大切です。また、豊胸することを決めた場合は、手術を受けるクリニックと最適な豊胸術を選択することも重要になります。美容クリニックによって提供している豊胸術やアフターケアの方法も違いますので、自分に合ったクリニックを選ぶことも大切でしょう。そして、豊胸の手術をした後は注意点をしっかり守って適切なケアをすることがとても重要です。豊かな胸はトレーニングなど自力で手に入れることができないため方法やクリニックはきちんと吟味する必要があります。